Conference レビュー

7月13日(木)
【テーマ別セミナー
インタラクティブPDF
記録担当:小幡実夫

モデレーター: 清水哲   ウェブコンサルティング
スピーカー1: 平岡良朗  福島プリント株式会社
スピーカー2: 杉山久仁彦 デザインウイズハート


■フォームを利用したPDF(平岡さん)
フォーム機能とその利用法が紹介された。
フォーム機能を使えば、Acrobatは簡易オーサリングソフトとして十分活用できる。
リンクやジャンプも直感的でわかりやすく、また作りやすいので、受け入れやすい。

●見積書の例(Java Script使用)
各項目にテキストボックス、チェックボックス、ラジオボタンが設置されていて、そ こにデータを入力する。
入力後、計算結果は自動的に表示される。
普段見慣れた形式でそのまま作成できるので、利用者に違和感がない。

●カレンダーの例(Java Script使用)
表示させる「月」を指定すると、月内の全部の「日」が入れ替わる。
煩雑な手作業を必要としないため、簡単に、正確にデータの入れ替えができるという 作例。

●検索機能の例(Java Script使用)
1ファイルの中で、複数の検索項目を入力すると、検索結果を瞬時に指定したフィー ルドに表示する。

●鉄道の路線図に駅名と料金を表示する例(Java Script使用)
任意の駅をクリックすると、そこからの全駅までのそれぞれの料金が表示される。

Java Scriptを使用するので、誰でも簡単に出来るというものではないが、一般ユー ザーにとって扱いやすいインターフェースを持ちながら、大量のデータを扱えるもの に仕上げることが出来る。

■インタラクティブPDF(杉山さん)
●Acrobatを使うメリット
・ソフトウェアの投資コストが少ない
・操作が簡単
・プラットフォームを選ばない
・校正機能が強力。メールで校正が可能
・メールに添付が可能
・Webに乗せることができる ・様々なソフトで部品が作成でき編集できる
・プラグインで機能を強化できる
・サウンドやムービーを張り付けられる
PDFが簡易オーサリングとして普及する可能性は高い。
だだし、PDFのみでのオーサリングには限界がある。制作にあたっては、クライアン トの了承を得ることと、その際にPDFのメリットを説明する必要がある。

●現状の課題
・Adobe社からの情報が乏しい
・Toolがまだまだ足りない
・解説書が少ない
・教育機関がない
・ファイル・フォルダ、リンクの管理を規則的に行わないと間違いの起こる可能性が ある

●体験からのTips
・表示画面の大きさや、その位置
メニューバー、ツールバーの表示・非表示などは、事前にルールを決めてから始める。
・ボタン
Acrobatのボタンの機能も使いやすいものだが、デザイン優先の場合は、各種のボタ ンを事前に作成しておくとよい。
・リンク
リンクは、インタラクティブPDFの最も重要な手段であるが、計画的にリンクを貼る ようにしたい。
フローをつくり、チェックするとよい。大きなコンテンツの場合間違いが起こりやす い。
・ムービーの貼り込み
QuikTimeムービーを貼り込めることは有効であるが、その見せ方には工夫が必要であ る。
・サウンドの貼り込み
ページをめくるときの効果音などは有効であるが、OSの違いによるフォーマットの使 い分けには注意が必要である。
・Fontのエンベッド
NewCIDでエンベッドができるようになったが、使用するアプリケーションや、プリン タドライバの使用方法は十分習熟しておく必要がある。
・Piuginなど
PDFファイルにした後での修正や、不要なエレメントの消去、エラーのチェックなど には、PitStopやDesigners'Tools PROなどを是非そろえておく。完成度の高いPDFを 作成できる。
・CD-ROMの製作前の確認
PDFを出来るだけ、小さく、美しく見えるように配慮して作成する。
プリント用と画面表示用のふたつのデータを用意するのも良い方法である。
作り方によりデータの大きさ、美しさに大きな開きが生じるので、試行錯誤も必要で ある。
CD内に不要なものを入れてしまわないように注意する。

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