Conference レビュー /メインセッション

第1部 Acrobat&Adobe PDFオーバービュー

「さらに拡がるAcrobatソリューション」

■アドビシステムズ株式会社 小圷 義之 氏

PDF1.0から最新の1.6までの進化の過程を説明します。
PDFは電子文書のデファクトスタンダードとして使われてきた実績があり、ISOでの規格化が進められています。長期保存用のPDF/A(PDF1.4ベース)の規格化、PDF/A-2(PDF1.6ベース)の規格化の準備、技術情報交換用のPDF/E(PDF1.6ベース)の規格化(2007年前半にISO承認予定)が進められています。その他に、PDF/UA(ユニバーサルアクセス)、PDF/H(ヘルスケア)の標準化が進められています。
Adobe PDFの活用例として挙げられるAcrobatの注釈機能による内容チェックの効率化については、エンタープライズセッション第2部で説明します。
Adobe Acrobatファミリー製品の最上位製品であるAcrobat 3Dを導入すれば、3Dモデルを簡単にAdobe PDFに変換できます。詳細はエンタープライズセッション第3部で説明します。
Adobe LiveCycleサーバー製品を導入すれば、パーソナライズ文書作成の自動化・効率化、文書ワークフローの自動化・効率化、文書セキュリティの整備が実現されます。エンタープライズセッションでデモンストレーションを交えて説明します。


「Adobe Creative Suite 2/PDF workflow/Acrobat 7.0 Professional」

■アドビシステムズ株式会社 百合 智夫 氏

PDF/Xは、印刷を目的としたPDFのガイドラインを規定したものです。PDF出力時に発生する多くの問題を、ガイドラインを規定することで解消しています。
印刷用データの送稿時には、フォントの欠落、カラースペースの誤り、画像の欠落、オーバープリントやトラッピング関連などの問題が発生することがあります。PDF/X-1aによって、フォントの埋め込み、画像の埋め込み、CMYKおよび特色へのカラースペースの変換、ICCプロファイルの埋め込みの有無選択、トラッピングの有無確認が可能になっています。
Adobe Acrobatへのユーザからの要望として、統一性のあるPDF作成、校正作業の単純化と共有がありました。Acrobat 7.0 Professionalはそれらの要望を満たすために開発されています。
Acrobatの旧バージョンよりもワークフローを円滑にすることができます。


「アドビシステムズ株式会社のビジョンと方向性」

■アドビシステムズ株式会社 西山 正一 氏

アドビシステムズ社は、人とアイデア、人と情報の関わりを変革します。人が、アイデアや情報と深く関わることができる"窓"を提供します。今後は、情報をいかにわかりやすく伝えるか、情報を時間、場所、端末の種類に限らず活用できる製品を提供します。
マクロメディアとの合併によって、数多くのアプリケーション製品を開発・販売することが可能になりました。さまざまなインフラで利用できる製品を提供します。例えばAdobe Readerは、パソコン以外でも動作します。携帯電話や家電向けのFlashファミリーもあります。Flashファミリーのターゲット顧客は、主に携帯電話キャリヤ、携帯電話メーカー、情報家電メーカーなどです。
クリエイティブワークのための統合ツールとしてAdobe Creative Suiteを提供しています。
アドビスシステムズ社で現在開発が進んでいる「Apollo」という製品があります。FlashとPDFを融合してWebアプリケーションとして動くようにするものです。Webの技術を利用し、かつブラウザの枠組みに縛られないものです。UIデザインも自由自在です。Webブラウザを置き換えるものではありません。アドビ的Web2.0の代表例です。来年前半から夏までの間にリリース予定です。

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