Conference レビュー

第1部 Adobe PDFの進化と実像〜PDFの全貌を明かす〜

「PDFの進化と最新版の機能について」

■アドビシステムズ株式会社
マーケティング本部
インテリジェントドキュメント部
フィールドプロダクトマネージャー 小圷義之 氏

PDF1.0から最新の1.6までの進化の過程を説明します。
最新のものでは携帯端末などの閲覧環境の拡大が特に強化されています。
PDFは、単なる文書フォーマットから、文書やデータ、注釈をまとめて扱う“情報コンテナ機能”や、電子署名、スタンプ、セキュリティーポリシーなどの“セキュリティー機能”を備えた“セキュアな情報コンテナ”に進化し、幅広い分野での活用が可能になりました。
具体的な活用例として、注釈機能による内容チェックの効率化、形式の異なる文書をひとつのPDFファイルに集約するコラボレーションでの利用、電子フォームによるビジネスプロセスの合理化などが挙げられます。


「“アドビリーダーLE”を利用したモバイルコンテンツの運用、作成について」

■株式会社ネットドリーマーズ
ビジネスソリューション本部
R&Dグループ グループ長 吉田 謙 氏

当社では独自に構築した競馬データベースを基盤に、ポータルサイト向け、ISP向け、ゲーム会社向けにデータ配信事業を行っています。今回はPDF活用例としてPDF競馬新聞サービスを中心に説明します。

以前はパソコンユーザー向けに行っていたPDF競馬新聞サービスを、モバイル配信したところ、ユーザー数が10倍に増え、20,000人以上になりました。
モバイルPDFのメリットは、情報の一覧性がある、詳細情報の検索が簡単、いつでもどこでも閲覧できる、1回情報を入手すればオフラインでじっくり閲覧できることなどです。
他にもショッピングサイト“美食総合倶楽部”やニュースメールにもPDFを活用しています。ユーザーが携帯画面を他の人に見せることで口コミ効果が広がりますし、パソコンユーザーより携帯ユーザーのレスポンスが早いので、画面で見た商品をモバイル上ですぐに購入する人も多く、販売促進に効果をあげています。もともとパソコン向けPDFを手がけていたため、モバイル用コンテンツ作成はスムーズにできました。
これからもトライ・アンド・エラーを繰り返しながら、PDFを活用して多様な情報を発信していきます。

■アドビシステムズ株式会社
マーケティング本部
クリエイティブプロフェッショナル部
フィールドプロダクトマネージャー 西山正一 氏

モバイルPDFを制作する技術について簡単に紹介します。
当社ウェブサイトに「Adobe Creative Suite」というページがあり、アプリケーションの特性ごとに、モバイルPDFの制作方法を詳細に紹介しています。NTTドコモ様のウェブサイトに「作ろうiモードコンテンツ」というページがあり、ここからもモバイルPDF制作の情報が入手できます。
実際の制作には“Adobe GoLive CS2 ”というアプリケーションが便利です。
PDFプレビュー画面では、さまざまな表示のプレビューが可能で、紙のファイルに合わせてページの状態を変えることができます。
例えば、携帯電話のQVGAと呼ばれる画面サイズで、ページ数が多いドキュメントなども確認できます。これで制作したページは、NTTドコモ様のウェブサイトで動作確認ができます。
モバイルPDFには、場所を選ばず情報を入手できる、パソコンよりも広いユーザー層でビジネスチャンスを拡大できる、必要な情報をPDF1枚に収容できる、既存のノウハウを流用できるなどのメリットがあり、今後が大いに期待できる分野です。

戻る

座談会Acrobat研究報告Conference レビュー製品紹介Webリンク集
HOME

PDF Conference実行委員会